蛇稽古

ボールパイソンとレオパのモルフで悩みつつ、島物のミズオオトカゲを愛でる人のブログ

不器用な私とインキュベーターボックス

あまり爬虫類用品を試さない私ですが、気になっていた製品がありました。

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爬虫類の卵管理用のインキュベーターボックスです。
愛用していたハッチライトが販売中止になった頃からイベントで見かける事が増えたように思います。

Amazonで調べたところ、どれが本家か分からないくらい類似品が多数出品されていました。
ワンコインで手に入るものもあり、物は試しと今シーズン使用してみました。

見た目で想像できる通りのものなので細かいレビュー等はしませんが、一点。
タイトルにあるように私は不器用なんですよね。
生まれたてで柔らかく小さい卵を指先で摘み、収納していく作業は私には困難。
電撃イライラ棒やってる感覚。
だいぶ卵を揺らしてしまった様に思います。

一箱で複数の卵を管理でき湿度も安定させやすいのでとても便利な製品だと思います。
ただ、私には向いていませんでした。

余談ですが、知人よりこんな物を頂きました。

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鳥用の転卵機能のついたインキュベーターです。
来シーズンは転卵機能を切ってレオパ用に使ってみる所存です。
(80年代のSFっぽさを感じワクワクしたのは内緒です。)

ソロキャンプ での気づき

お久しぶりです。

ソロキャンプ にハマりブログを書く習慣がすっかり抜けてしまっていました。
ここ数年、爬虫類にどっぷりだったので新たな試みが凄く新鮮で夢中になっています。

メジャーな趣味というのは凄いですね。
国内外のメーカーから様々な道具が売られています。
これらを買い揃えれば屋内と同様の快適さが得られますがその分、物量も増えます。
そのため車を保有していない私にはあまり望ましくない。

逆にウルトラライトというスタイルもあり、こちらは必要最低限のモノのみに絞るというもの。
軽量な事は有り難いですが、せっかくのキャンプ、楽しみたいという気持ちもあります。

快適さか軽量か、何も両極端になる必要はありません。
ある程度の不自由を享受しつつ、負担に感じないバランス感覚が必要。

これは爬虫類飼育にも言えると思います。
自分で決めたスタイルなのに、たまに息苦しく感じることもあります。
程よいバランス感覚を模索中です。

レオパのクロアカルサックの腫れと治療について

数ヶ月前にレオパの不調を発見し、治療をしておりました。
一連の治療が終わりましたので、備忘も兼ねて記事にしたいと思います。

症状はタイトルのとおり、クロアカルサック周辺の腫れです。
書籍やネットで症例を探したところ、近しい炎症の仕方をしているのはプラグ詰まりでした。
しかし、今回の個体はメスで産卵経験もあります。
症例の画像抜きで考えうるところでは脱腸と細菌由来の炎症でしょうか。
とはいえ、情報はあくまで情報、ひとまず動物病院に連れていきました。
・通院時の症状※私の判断
患部:クロアカルサックが大きく腫れています。
   腫れはパチンコ玉サイズで、触ると硬い異物があるようでした。
食欲:やや低下しているようでしたが、通院当時(12月)は冬季なので腫れのみが原因ではないかと思われます。
様子:患部を気にしているようで頻繁に舐めているようでした。
排泄:問題なく排泄できていました。

・動物病院での診察結果
内部が炎症を起こし、化膿しているとのこと。
内部に固着している異物と膿を搾り出す必要あり。
1.ニキビを潰す要領で圧迫し搾り出す。
  ただし、力強く圧迫すると内臓を痛めるのであくまで弱めの力で実施。
2.圧迫のみで搾り出せない場合、切り込みを入れて1を行う。
3.2で無理なら手術を行う。
以上、3点の方法があり段階的に実施するとのこと。

・施術結果
結論からいうと1の搾り出しのみで処置が完了しました。
時間にして10分ほど。
画像は摘出直後の患部と異物のものです。
異物は無くなったものの腫れ自体は残っています。

・術後の治療
数日分の経口投薬用の抗生剤と軟膏を処方していただきました。
数日投薬し、腫れが引いた場合は再度の通院不要との事。
画像は日々の変化です。
目に見える炎症の引きがありました。

・費用

・最後に
細菌由来の炎症を疑い、初診のタイミングで検便用の便を持参したいという思いが強かったです。
しかし、なかなか採取できずその間に腫れが悪化し、慌てて通院するという事態になりました。
結果として生体に過度のダメージを与えてしまったようで反省点だと思います。
また、炎症の原因ですが”プラグ詰まりかどうか”について獣医にお伺いしたかったのですが、
術後の安堵から聞きそびれてしまいました。
疑問は残りますが、生体が快方にむかっているので今回はこれでよしとします。

山の芋鰻になる

今年も残すこと数日となりました。
忘年会ラッシュで疲弊しはじめるこの時期。
そろそろ小休止したいなと思い始めた頃に私は誕生日を迎えます。
そんな事もあって誕生日は何もせずに自宅でのんびりと過ごすのがここ数年の習慣。
家でのんびりしているだけで幸せを感じられるのですから、コスパのいい誕生日です。

家でのんびりしながら趣味である爬虫類のメンテ。
年の瀬と言うこともありお気に入りの生体をみながら一年を振り返ってみました。
今年は良縁に恵まれ、憧れで終わるとばかり思っていた生体たちと出会うことができたように思います。


まず頭に思い浮かぶのがこのネグロスモニターです。
サルバトールコンプレックスの中で随一の表現差を誇る本種。
その一点物感に惹かれ、酒の席でくだを巻きながら何度も理想のネグロスを語ったものです。

その理想というのは
・頭の抜けは七割
・背中はスポットが散りばめられている
・体色はモノトーン
というもの。

一部白抜けの激しい個体がホワイトヘッドなんて名で流通しております。
しかし、意外と白抜けした個体は少なく、さらに手足は黄色くなりがち。
「こんな子に出会えたら即決する」なんて息巻いたものの、、、
度の過ぎた理想論の自覚はあり、内心では手を出さない言い訳の様に思っていました。

そのため、まさか理想的なこの子に出会えるとは思いもしませんでした。
”山の芋鰻になる”とでも言いましょうか、出会いというのはわからないものです。

この子を筆頭に立て続けに同じように憧れで終わるとばかり思っていた個体たちに出会えました。
心はホクホク、お財布は、、、考えないようにしましょう。
とはいえ、今後も思いがけない出会いが続くことを想定して貯金をしようと思います。
そうですね、名前は”鰻貯金”。
美味しい思いはしたいですが、絶滅しないことを願うばかりです。

週末はとんぶりへ。デザートゴーストの良さを再確認。

2018年11月11日に開催されたとんぶり市に行ってきました。

ボールパイソンをやる身として憧れていたとんぶり市。
フィリピンパブでボラれた諸事情により今年は断念する予定でしたが、前日の夜に急遽思いつきで高速バスに乗り込みました。

久々の東京です。
田舎者の私にとって特別な街、東京。
魅力的な土地ではあるものの、一定期間訪れないとなんだか心理的なハードルが上がります。
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そんな東京ですが、夜行バスなら寝て起きたら東京。
いつのまにかハードルをひょっこり乗り越えていたようです。
これはいい。
始発の新幹線より早い時間に東京入りできることから”本気”で並ぶイベントには向いているかもしれません。

会場についたのは8時すぎ。
整理番号は53番でした。
今回は明確な目標がなかったのでちょうどいい番号だったように思います。
もし明確な目標があればあと1時間並んでもいいかもしれません。

さて肝心のイベントですが、ボール中心に見て回りました。
素晴らしい個体が沢山いる中で特に目を引いたのがデザートゴーストでした。
このデザートゴースト、国内外でも球数が少なく他のイベントではなかなか見れるものではありません。
それがどんとパッキングされて積まれている。
すごいイベントですね。

また、表現も素晴らしい。
パステルコンボ1つとっても拘ればここまで表現できるのかと、ただただ感動です。
私ごとではありますが、今期よりこのデザートゴーストを繁殖予定。
闇雲にコンボを目指すのではなく、プラスαの拘りを持たねばと感化されました。

そんなこんなでボール熱は最高潮に達しているわけですが、この趣味を始めた当初からの付き合いの知人よりこんなお土産をいただきました。 地図を見ながら現地の温湿度等の情報を聞くと、、、ラコダクやりたくなりますよね。

新たな沼のタネを提げて大阪に帰還しました。

ミズオオトカゲの爪切り実施。定期的に行わないと痛い目に合う。

久々にミズオオトカゲの爪切りを実施しました。

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ミズオオトカゲには鋭い爪がある

半樹上傾向にあるミズオオトカゲはその大きな身体でありながら、木に登りたがる。
それを支えるためには見るからに攻撃力が高そうな立派な爪があります。
モニター飼育は生傷が絶えないと言われますが、これらは口ではなく爪がメイン。
絵に書いたような引っ掻きはないですが、メンテの際などにハンドリングするとまともに爪と接触します。

爪切りは大変

そこで重要になるのが爪切り。
爪切りが必要なのは何もミズオオトカゲに限った話ではありません。
ただ他のトカゲと比較して、ミズオオトカゲの爪切りは大変なように思います。
まず、首の可動域が広いことによる振り向き噛み。
柔軟な身体と合間って信じられない角度まで首が曲がり噛んでくることがあります。
また、当然ながらサイズが大きいことでの保定の難しさもあります。
この辺を意識しながら行うことになるのですが、複数個体を飼育していると無傷での爪切り完了はなかなか難しい。

そんなわけで数ヶ月、サボっていたのですが本日久々に爪切りを実施しました。
3ヶ月も放置すると、もう野生と変わらない長さになります。
必死の思いで保有個体全頭の爪切りを終えました。

大変なのはお風呂

ただ、大変なのはこれから。
お風呂での沁みとの戦いが待っています。
もちろん衛生的には爪切り実施後の入浴が望ましいのでしょうが、作業中は必死で無自覚だった傷達がここでようやく存在感を出してきます。
これは痛い。
ミズオオトカゲ飼育者の中でも軟弱な部類なのでこうやって泣き言を書いている次第です。

爪切りは月イチ実施が望ましいですね。
サボると文字通り痛い目にあいます。

未熟児のボールパイソンが遂に自発的に捕食。骨格もしっかりしてきました。

未熟児で生まれた通称"不思議ちゃん"。
少し進展があったため報告します。

過去記事はこちら
www.numareptiles.com www.numareptiles.com

自発的に食べた

まずは給餌について。
前回までの給餌では軽くアシストする必要がありました。
何度かの給餌を経て、自発的に食べてくれるようになりました。

食べるのは決して上手くはありません。
しかし、アシストによるストレスが無くなっただけでも非常にありがたいです。
現状では食べやすさ重視でピンクラットを使用しておりますが、近い将来はホッパーマウスを使用できるかもしれません。

骨格ができてきた

未熟児ゆえ骨格形成が不十分でした。
頭のサイズも首と大差ない小ささだったように思います。
今回少し成長したことで全体のサイズ感はあまり変わらないものの、骨格がしっかりしてきたように見えます。
私の認識ではボールパイソンに関しては生まれてきた当初の形から大幅に変化するイメージはありませんでした
しかし、この子の成長を見ていると骨格の成長はあり得るという認識に変化しました。

物怖じせず、好奇心旺盛な性格

この子は人懐っこい性格のように思えます。
もちろん、爬虫類なので私の思い込みですが。
給餌、メンテ問わずビビらずにすすーっと寄ってくる姿は、愛しくてたまりません。
また、同様のことから給餌もスムーズでもう少し成長してくれたら、手はかからなくなるように思えます。

次の目標は100g

気は早いですが、次の目標を100gにしようと思います。
小ぶりなボールパイソンを育てた過去の経験から考えると、100g以下は餌のサイズが小さいこともあって成長はゆっくり。
100gを超えたあたりでマウスのアダルトLぐらいに切り替えれれば、成長スピードが増すような印象です。
この子はいい方向に向かってはいるものの、まだまだ安心できないサイズなので早いうちに100gになって欲しいなと。